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私たちが考える「専門家」の定義。目指す専門家との関係 #専門家@メディア

猫が大好きなのに猫アレルギーのアナミです。直接触れないのが悔しくて、SNSで猫のかわいい動画を漁りまくっています。

さて、専門家@ホームがはじまって1カ月ほどが経ったところで、「専門家@メディアとは何かをまだしっかり伝えられていなかった!」ということに気づきました。

まだ間に合うはず。

ということで今回は、専門家@メディアとは何なのか、特に弊サービスの特徴である「専門家」をどのように考えているのか、専門家とどう向き合っていきたいかをお伝えします。

どうせならこの事業を立ち上げた専門家@メディアの長に熱く雄弁に語ってもらいましょう。私が専門家@メディアを知らないテイで事業部長に話を聴いていきます。

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(顔がデヵ……凛々しいなぁ)

慶野 忠志
専門家@メディア事業責任者。日本語と赤ちゃん言葉を操るバイリンガル。30歳、一応独身。趣味はサウナと麻雀。カラオケの十八番は矢沢永吉。

専門家@メディアってどんなサービス?

ー 慶野さんは専門家事業に関わりはじめてどのくらいになるんですか?

7年目になりますね。

ー 7年ですか。ならば「専門家の専門家」と言っても過言ではありませんね。まず、「専門家@メディア」とは何をしているサービスなのか、教えてください。

オウンドメディアやニュースメディアを運営する企業さんへ情報や記事の提供をしています。要は、編集プロダクションのようなものですね。
専門家@メディアの特徴は、やはり記事を作るのが「専門家」だということです。
ざっくり言うと、依頼された記事テーマが
お金のことであればファイナンシャルプランナー、
住居のことであれば建築家や不動産コンサルタント、
食事のことであれば管理栄養士や料理講師、
といった具合に、その道の第一線で活躍されている方々に記事の執筆や監修を行ってもらっています。
企業さんからはさまざまなジャンル・テーマの依頼を受けるので、専門家@メディアに登録されている専門家さんの中からより依頼内容に適した方をマッチングし、上がってきた原稿をチェック・編集して納品しています。

専門家の定義

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ー そもそもの話ですが、「専門家とは何か?」を聞きたいです。一口に「専門家」と言ってもあいまいな言葉だと思いますが、慶野さんは事業の核である専門家をどのように定義されていますか?

大前提として、これまでも専門家の定義は変化してきたし、これからも変わっていくと思っています。
資格をもっているとか形式的な定義はもちろんあるんですが、個人的に専門家とは「特定の分野の総合的な知識と一次情報(※)をもち、他者に何かしら価値を提供して対価を得ている人」だと思っています。
※一次情報…本人が実際に体験・経験して獲得した情報のこと

ー やはり、”何かに詳しい人”というのが必要なんですね。

最近は総合的な知識だけでなく細分化された専門領域が求められています。
例えば、お金の専門家で代表的なのがファイナンシャルプランナーです。ただし、お金は大きなカテゴリであって、投資、保険、家計などさまざまあります。さらに、保険であれば、生命保険なのか、学資保険なのか、年金保険なのかといった細かいカテゴリが存在します。もっと細分化できるかもしれません。
要は、分野の広い知識はもちつつ、深い専門の領域が必要になっているということ。
企業さんからの依頼でも、例えば「難病でも入れる生命保険に詳しいファイナンシャルプランナーはいますか?」というように、プラスアルファの強みが求められるようになってきています。
細かい専門領域ではなくても、複合化した専門性をもっていると同じく強みになると思います。例えば、ファイナンシャルプランナーでありながら、コンテンツマーケティングに精通していたら、お金のメディアから引っ張りだこじゃないですか。専門性をより鋭くさせたり、かけ合わせたりすることはこれからの必須事項になるでしょう。

ー そこに、専門家が業務などで経験したり体験したりして得たノウハウが大事になってくると?

その専門領域において、その人ならではの一次情報をもっていると重宝される専門家になります。
インターネットの発達で、“ググればわかる(ネットで検索すればわかる)”ことって増えてきましたよね。とても便利で良いことですが、同じような情報が乱立し、均質化された情報ばかりです。しかし、ググる人の悩みはそれぞれ質が異なります。個人個人に最適化された情報が求められる時代になってきています。
例えば、ライターさんがインターネットを検索して調べた相続に関する記事と、ファイナンシャルプランナーが実際に相談を受けて携わった相続の事例記事を比べたら、後者のほうがより具体的でタメになりそうだと思いませんか?
決して前者の質が悪いからということではなく、後者のほうが具体性と信頼性が高いということです。情報に差異がないからこそ、専門家が分野の最前線で得た一次情報というのは大きな価値をもちます。

ー 「他者に価値を提供して対価を得る」ことと専門家の定義はどう関係しているのでしょうか?

対価とは金銭に限りませんが、対価をもらうことは価値の提供に責任をもつということです。
さらに専門家として価値を提供するとき、多くの場合、自身の情報を明かしたうえで業務を行います。専門家@メディアで作る記事でも、誰が書いたか、顔写真、名前(活動名)、所属などの公開を求められることが多いです。専門家として名前を出したら、無責任なことは書けませんよね。
自身の専門性に基づいて提供する価値に責任を持ち、覚悟をもって活動している人は専門家と言えると思います。

専門家に求められていく能力

ー 企業や世間から専門家が求められるあり方や能力は変わっていくと思いますか?

先ほど話したように、その専門家にしか語れない一次情報の重要性が高まっていくと思います。それは、専門的な文献の情報だけでなく、業務上の経験で紡がれたその人独自の具体的なエピソードです。
また、専門的な知識をもっているだけでなく、その知識を必要とする相手に適切に伝える力が求められるようになると思います。”相手”には、読者もそうですが、依頼企業もあてはります。
執筆であれば、依頼企業の求める成果を読み取り、読者のために難しい専門情報をかみ砕く力や適切に表現する技術、さらにそれらの対応に欠かせないコミュニケーション能力をもつ専門家さんはこれからますます求められていくと思います。
「AIが奪う職業」が話題になりましたが、知識は機械で代替できても、それを対象者に応じてつなぎ合わせる力は、専門家ならではの仕事だと考えています。

ー 専門家にとって記事を書く意義やメリットはどのようなものが考えられるでしょうか?

ブランディングと伝える力の向上ですかね。
専門家さんは、個人や数名の少ない人数で事業を営む方々が少なくありません。
専門家@メディアが関わる専門家さんたちにも、高い専門性や熱意をもっている一方で、小規模ゆえにWEBにおけるマーケティングやブランディング活動に手が回らない方が多いです。記事の執筆や監修を通じて、自らのプロフィールを明らかにしたうえで、彼らの知見を世の中に発信していくことは、その人の認知を高めるうえで効果的だと考えています。
また、伝える選択肢はいろいろありますが、専門家@メディアを介した依頼の多くはインターネット記事という形式です。専門家の方々は、大なり小なり「専門知識を提供する」ことが生業になっていると思いますが、インターネット記事という形式を通して、効果的な発信方法を知る一助になれば幸いだと考えています。さらに、執筆や監修の業務を丁寧に行うことで「書いて伝える」という力が向上していくはずです。

専門家@メディアが目指す専門家との関係

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ー 専門家とどのような関係を築いていきたいですか? 

専門家・専門家@メディア・依頼企業、この三者の対等な関係です。
専門家の持つ知識の価値やそれに対するリスペストを依頼企業にも伝えることが私たちの役割です。一方で、難解で伝わりにくいままの情報では意味がありません。難解な情報も伝わりやすくする工夫が必要です。
専門家さんたちが培った情報に敬意を払いつつ、企業の要望を汲み取り、WEBコンテンツとして適切な成果を生み出すことで、三方良しの持続可能な関係になると考えています。
あとは最近、専門家さんたちと直接お会いする機会をなかなか作れていないので、定期的に催しを実施できればと思っています。

ー 専門家に対して今後どのような支援をしていきたいですか?

中長期的には、WEBコンテンツ以外にも、私たちならではのさまざまな”出口”を作り、多様な専門家の方々に合った活躍の舞台を作っていくことが目標です。
例えば、電話相談が得意な専門家さんに協力いただき、他社との協業モデルでオンラインの悩み相談サービスや、企業の課題に応じて直接専門家を紹介しコンサルティングいただく事業も行っています。先日は、有名なYouTuberの動画に、お話の上手な専門家さんをキャスティングしました。
このように、「専門性×専門家の得意なアウトプット手法」に応じて、さまざまなサービスを展開していく予定です。

専門家、求ム!

上長のアツい協力を得て「専門家@メディアが考える専門家の定義」をお伝えしてきました。最後に慶野が語ったように、さまざまな出口を用意していくことが目標なので、それこそさまざまな専門家さんを募集しています。専門家@メディアでは次の職業や肩書の方々が専門家として活躍しています。

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図2

必ずしも記載のある職業・職種でなければいけないわけではありません。定めている職種はあくまで、交通整備のためにカテゴライズしているものです。(何でもいいというわけではありませんが…笑)
「自分も専門家として活躍してみたい!」「執筆や監修でブランディングをしたい!」「自分が専門家なのか分からないけど、とりあえず話を聞いてみたい!」など、専門家@メディアに興味がわいた方はぜひ下記よりご連絡ください。

専門家@メディアお問い合わせフォーム

(取材・文/アナミ 編集/専門家@メディア)


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