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「エビデンス」は記事制作クエスト攻略のパスポート

こんにちは!
専門家@メディアで編集をしている志賀です。

外出自粛期間は、もっぱらゲームとアニメ視聴に時間を費やす日々…。
ゲームといえば、小さい頃にプレイしたRPGなどで、
「これ、面倒だなぁ」
と思っていたのが、次の街に進むために、関所(的なもの)を越えなければいけないこと。

その関所を越えるためには、たいてい、通行手形的なアイテムが必要だったり、あるストーリーをクリアする必要があったりしました。

(1番記憶に残っているのは、初代ポケモンの「おいしい水」)

今回は、記事制作をするうえで必要となる、
通行手形=パスポート
のお話です。


記事納品クエストをクリアするためにはエビデンスが必要

以前の記事で「コピペ記事(剽窃行為)はNGであり、記事にいれる必然性があるものは引用表記をしましょう!」という内容を書きました。
記事を書く専門家さんへ。

記事を書く専門家さんへ。それってコピペ?引用? パッチワークではなく、オリジナルな記事を。著作権のお話


その中で、
『記載する必要のない箇所でも、「○○のデータを参照しているよ」とコメントいただけると、記事の正確性・信憑性を確認させていただく際に大変ありがたいです』
と、お伝えしたのですが、今回は、その意図をさらに掘り下げてお伝えします。

依頼元の企業さんへ納品する記事の制作をしている際、依頼元の企業さんによっては多くの部署の方が記事に関わる場合があります。

記事制作の担当者さんだけでなく、広告など発行物のチェックをしている部署の方であったり、法務部の方であったりします。

多くの方の目が触れる場合、さまざまな視点・角度・立場からのチェックが入ります。
さまざまなチェックを経て記事を完成させるためには、パスポート=エビデンスが必要なのです。

たとえ専門家さんのプロフィール(お名前、経歴、お写真)掲載の記事であっても、「この情報のエビデンスは何ですか」、と依頼元の企業さんから確認が入ることが多いです。
そこで、少しでもやりとりをスムーズにするため、必要な記事は、提出時にエビデンスを探し、添付しています。

そもそも、エビデンスって?

「エビデンス」という言葉に耳馴染みのない方々もいらっしゃると思います。エビデンスとは、用語、数値、主張などに対する裏付けのことを指します。

そもそも、専門家さんの書く記事のエビデンスは2パターンあると考えています。
①法律・政府・公的機関・書籍などに記載されている情報
②業界の通念や専門家さん自身の経験・知見
これらを十分に記事に落とし込んでいく必要があります。

僕たち編集者が、記事を編集する際にはいくつかの関所を越える必要があり、以下の3つはその中でもとくに必要なものです。
・第一の関所:ツールによる剽窃チェック
・第二の関所:専門用語や数値が出てきたら、その都度調べる
・第三の関所:主張が間違っていないかの確認

これらの関所を越えないと、”記事納品クエスト”をクリアすることができません。それくらい重要な関所です。

これらの関所を越える際に必要なパスポートが「エビデンス」。
それぞれ詳しく説明していきます。

第一の関所:ツールによる剽窃チェック

ここでは、受け取った原稿を剽窃チェックツールにかけ、すでに公開されているweb上の記事と一致する箇所はないか、をチェックします。
これは疑いの目を向けているというわけではなく、一致してしまうと、SEO的に評価が下がる=依頼元の企業さんの満足度が下がるため、それを防ぐ目的があります。

詳しくは以下の記事で解説しています。
SEOとの上手な付き合い方。専門家とSEOは最強のタッグかもしれない話

このとき、高い一致率を示すことが多い語句・文章は、「専門用語」や「法律などの条文」です。

頂いた原稿中に、引用であると明記いただいていなかった場合でも、法律などの条文が含まれていた際には(手が入っていたとしても)、丸々の引用になるように原典から文章を引っ張ってきて引用表記をつける、という処理をすることが多いです。

引用表記については、以下の記事で詳しく解説しています。
記事を書く専門家さんへ。それってコピペ?引用? パッチワークではなく、オリジナルな記事を。著作権のお話

第二の関所:専門用語や数値が出てきたら、その都度調べる

ここでは、専門用語や数値が出てくるたびに、その専門用語は間違っていないか、数値は間違っていないかのチェックをします。

専門用語が間違っているととても残念になってしまうので、ここは入念にチェックします。
基本的にはあまりないのですが、専門家さんが独自になのか業界の慣習なのかで略称が記載されている場合もあります。
確認して正式名称に修正していきます。

数値が間違っていても、記事ではとても残念なことになってしまうので、こちらも資料と照らし合わせて確認します。

専門用語はすぐに検索できるのでそこまで大変ではないのですが、数値は信頼できる情報元をうまく見つけられないことも多く、場合によっては情報を読み解くのに専門知識が必要なものもあります。

また「このエビデンスでいいのかな、あってるかな」と迷いながら探すことも多く、
専門家さんが書いた内容に対してのエビデンスを探し、「このエビデンスで合っていますか」と質問をして、確認いただくという、やや不思議なフローが発生します。

この関所をクリアできないとそれ以降の内容に整合性が取れなくなり、まさに行き止まり、といった形になります。

第三の関所:主張は間違っていないかの確認

ここでは、原稿中の主張が間違っていないかのチェックをします。
とくに言い切りになっている箇所は、「これを言い切れる理由って何だろう?」と依頼元の企業さんからも確認が入りますので、こちらも先回りしてエビデンスを探します。
(一般通念上、その主張が当たり前の場合を除きます)

第二の関所と同様に、僕たちでエビデンスを探してそれを確認いただく
というフローが発生します。

また、エビデンス(=論拠)のない記事は、読者にわかりにくいという印象を与え、
読者が離れてしまう原因にもなります。

以下の記事で詳しく解説しています。
分かりづらい文章は論理的記述が欠けている

この関所を越えることでやっと納品できるかも! というところまで漕ぎ着けられます。

記事をご執筆いただく際のお願い

そこで、あらためてのお願いとなるのですが、特に数値や主張が入る記事については、原稿のご提出時にエビデンスをつけていただけると大変ありがたいです。


専門家さん同士が見ると、
「ああ、あの内容を参考にして書いた記事だね」
というのがすぐわかると聞きます。
(得意なジャンルなら自分もわかるかもしれません)

根拠になるものを手元に置き調べながら、もしくは頭に入っている知識から執筆いただいていると思いますので、一手間加えていただき、wordのコメントなどで構いませんので、エビデンスの記載をいただけると非常にありがたいです!


もちろん専門家さんご自身の経験・知見がエビデンスになることも絶対的にありえると思っています。
その際には、ひと言添えていただければ、僕たちも依頼元の企業さんにその事情を伝えることができます。

まだ、その際も、たとえばどういったご経験から記載いただいているか、といったエピソードなどを添えていただけるとありがたいです。

一番辛いのは「たぶんこうだと思うんですよね」という推測でやりとりすること。

エビデンスがあるものなのか経験・知見から書かれた内容なのか、それを僕たちがわかれば記事編集の際にも違った仕上がりになるはずです!

エビデンスは、記事を納品するクエストを攻略するうえで
とても重要なアイテム=パスポートなのです。

(文/志賀 編集/専門家@メディア)

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